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Man-B's History
Man-Bの入院日記
 Man-Bの入院日記 part1(尺骨骨折編) 
 1996年8月、全日本選手権トライアル北海道大会に出場
中左腕尺骨を骨折した私は40歳にして生涯初の入院&手
術を経験。 なにから何まで初めての体験に、オドロキの連
続だった入院生活を面白おかしく書き綴ってみました。

↑2度目の大腿骨骨折で入院中(00年9月)
第1章−左尺骨骨折
第3章−「男の美学」vs「看護婦軍」
第5章−恐るべし、アムラー看護婦
第7章−無残!男の美学
第9章−脱着式ギブス?
第11章−再入院、そして再会
第2章−M整形外科デビュー
第4章−アムラー看護婦登場
第6章−オペ本番
第8章−ギブス付退院
第10章−復帰そしてプレート抜去

第2章 −M整形外科デビュー−
北海道から帰宅した翌日、僕は当時住んでいた千葉県松戸市の自宅から車で10分くらいの所にある「M整形外科病院」を訪れた。

ここを選んだ理由は、『あそこの整形外科はいいらしいよ』という評判が、どこからともなく耳に入ってきていたから。
実はこれ以前にウチの長女がヒザを痛めた時にここで診てもらっていたので、病院の雰囲気はだいたいわかっていた。

1階が診察室、レントゲン室、リハビリ室などのフロアーで、2階のフロアーはすべて入院患者の病室になっている。
いつも混んでいる待合室で自分の番が来るのを待っていると、待合室のど真ん中にあるエレベーターから入院患者がよく降りてくる。

それが車椅子に乗ってて、足にいかつい装具はめてたりすると「かわいそうに、この人足ケガしちゃったんだ。どんなケガで、どういう手術したんだろう?」とか、ついつい好奇と同情の目で見ちゃうんだよね。
この時はまさかこの先自分が逆の立場になるなんて(それも何度となく)全然思ってなかったのに、まさに人生一寸先は闇っていうか明日はわが身!?!?これを読んでるあなたも他人事と思わず、真剣に読んでくださいよ???

で、この病院には4〜5人の先生がいて、今回僕はM先生という女医さんに診てもらうことになった。

そのM先生、イメージとしてはもう死語になっちゃったけど『キャリアウーマン』って言葉がぴったりな感じで、名医ぞろいのここの先生たちの中でも凛とした存在感のある素敵な女医さんだ。

なんていうか、強さの中に優しさものぞかせる感じで、こりゃ〜絶対に「あぁ〜、M先生のその手で、ボクのカラダのいろんな所にメスを入れちゃってください!(;´Д`)ハァハァ‥‥‥」 な〜んてひそかに思ってる“M系”の患者が相当いると見たね!(←いねーよそんなヤツ!!)

そのM先生が、僕の左腕のレントゲン写真を見て即座にこう言った。

「これは手術してプレートで固定しないと治りませんよ。10日間ほど入院になりますね」

「えーっ!?入院っすか?10日もォ!?!?」僕は思ってもいなかった診断結果に驚いた。

「仕事もあるし、通院で何とかなりませんか?」手術といっても手だけの局部麻酔でやると思ってた僕がこう言うと、

「全身麻酔での手術ですから、最低でも一週間は入院しないとだめですね」とM先生。

「ぜ、ぜんしんますぅいぃー!?」さらに僕は驚いた。たかが腕の手術で全身麻酔なの???、とも思ったけど、M先生がそう言うんだからそれがベストな方法なのだろう。

う〜ん、仕事もたまっているのでそんなに休んではいられないが、ここは先生にすべてお任せして、治療に専念するしかない。

しばらく考えた後、僕は腹をくくりこう言ったのだった。

「‥‥‥わかりました。M先生のその手で僕のカラダにメスを入れてください!」




※注 M整形外科に関する記述は当時のもので、現在ではいろいろと変わっている部分があります。

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