7代目ハイエース特装が排ガス規制(埼玉県条例)に引っかかり、2007年12月以降使用できなくなることが判って、急遽次期トランポの購入を検討することになったわけだが、今後は「トライアルバイクが1台積めればOK」という考えになり、今までのような大きなカーゴスペースはもう必要ないということで、約22年間・3台にわたって乗り続けてきたハイエースは卒業。
そして白羽の矢が立ったのは‥‥‥「これからはハイブリッドでしょう!」ということで、トランポとして使えるHV(Hybrid Vehicle)は現時点ではこれしかないと思われる「アルファード・ハイブリッド」を思い切って購入することにした。
これまでアルファードというクルマは「なんとなくエラそう」なイメージがあったし、威張った感じのフロントグリルがどうもなぁ‥‥‥と、はっきり言って好みじゃなかったのだが、このハイブリッド専用のデザインはなかなか控えめな感じで、「これなら乗ってもいい‥‥‥いや、むしろ乗りたい!!」と、とても気に入ってしまいすぐに注文。
問題は「資金の調達」だが、7代目ハイエース特装が「絶版車」でいまだに人気が高く、中古市場で200万以上の売り値が付いていたためそこそこの値段で売れたので、それを頭金にして残りはほとんど「長期ローン」で何とかやりくりがついた。
そして納車を待ち焦がれる日々が続く中、あの「中越沖地震」が発生!!
関連部品製造会社が被害を受け操業停止になった影響で、トヨタも一時全工場の生産ラインをストップ。 私の注文したα-rd HVももろにその影響を受け多少予定が遅れたものの、オーダーを入れてから約1ヵ月半後の2007年8月12日、ディーラーが夏季休暇に入る前日にすべり込みで納車されたのであった。
ひとつ心配だったのは、たぶん大丈夫だと思って注文したものの、本当にシートを取り外したりせずにバイクを簡単に積むことができるのだろうか―――という点だったが、3列目シートを跳ね上げ、2列目は人が座れる程度前にずらしてやればこの通りぴったりトライアルバイクが納まったのでした。
天井はもっと低いかと思っていたが、ハンドルを寝かしたりしなくてもぜんぜん余裕でまったく問題なし。
ただひとつ難点をあげれば、室内の色がこの「ベージュ」しかなく、どうにも汚れが目立ってしまいそうだという点。
それ以外はもう言うことなし、バイクを積むのがもったいないような贅沢なトランポで大満足です!!
―――それにしても最近の車はハイテク化が進んでいるって言うのに、さらにこのハイブリッド車はそこらじゅうにセンサーがあって、ものすごい量の情報をコンピューターに送って、そこで様々なコントロールがされている、まさに「ハイテクのかたまり」。
そんな複雑なクルマがこうやって一般に売り出されてるのは本当にすごいことだと感心するばかりだ。
おそらくこれから数年の間でハイブリッド車はもっともっと進化が進み、新車販売の中でHVの占める比率はどんどん大きくなると予想される。
そしてそのうち、「ハイエース・ハイブリッド」も発売される日が来るだろう。
そういう意味で今のハイブリッド車はまだまだ完成度が低く、今これに手を出すのはあまり賢くない選択かもしれない。
でも、「地球環境に気を配っています」という意思表示をしながらこの新しい乗り物に乗ることができ、とても満足しています(←自己満足)。
‥‥‥今度こそは「排ガス規制に引っかかって、あと○年しか乗れませ〜ん(*_*)」なんて事にならないよね???
【2016年6月追記】
2016年3月15日、8代目アルファードHVから9代目・ヴェルファイアハイブリッドに乗り換えました。
続・歴代トランスポーター(9代目/ヴェルファイアハイブリッドのブログ)
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